瑞穂酒造の新発売の銘酒「ender」。泡盛業界初の天然吟香酵母を使用して、
軽い口当たりとフルーティーな香りで若者をターゲットに開発されました。
「エンダー」とは沖縄の方言で「優しい人」という意味。パッケージは従来の泡盛とは違って
都会的でスタイリッシュなデザインです。
新しい技術だけでなく、デザインでも新しい出発をした「ender」。
今回紹介するのは、「ender」デザイン一般公募で見事選ばれた、
沖縄県立芸術大学4年次の加島悠司さんです。



デザインは煮つめすぎるほど煮つめて考えたので、当然私のデザインが通ると思っていました。
これで通らなかったら世の中がおかしいんじゃないかと(笑)。
それぐらいアイディアを練って計画して出した作品だったので、クオリティーには絶対的な自信はありました。
だけど、二年次で県産品をデザインする授業があり、のちに「ender」のデザインになるのですが、
泡盛のパッケージを制作して発表すると、全く評価されず、しかも泡盛っぽくないからダメだと言われました。
だから、今回通ったのは本当にうれしかったし、時代がついてきたのかなとも思いました。
私は、長期にわたって考えて作品を作るタイプなので、「ender」も考え抜いて作り上げたのが良かったのかなと実感しています。

従来の泡盛にあるような、沖縄らしさを「ender」では極力抑えてデザインしました。
泡盛っぽくないデザインがフと浮かんできたんです。
それだけではなく今の若い人たちには沖縄を全面に出したデザインではなく、ワンポイントでさりげなく紅型を使ったり、
オシャレな雰囲気にデザインしたものが好まれると思ったんです。
このように沖縄らしさを抑えたから、今までにない泡盛のパッケージに仕上がったと思っています。
さらに、ポスターでは新商品ということで、泡盛を並べて下から光を当てて"中身が新しい"ということを表現したり、
ちゃんとパッケージに目が行くように一本一本をまっすぐ正面を向いて並べるのではなく、方向をバラバラに置いて一本だけにピントを合わせて撮影しました。
また、薄暗いバーに貼っても映えるようにポスターの色を工夫したり、居酒屋用のポスターも別に作ったりと、貼る場所を
イメージして色やデザインを考えました。
新しい泡盛をつくるのであれば挑戦的なこともいろいろできただろうけど、ただ斬新なだけだとキャンペーン商品になるので、
これからずっと「ender」を親しんでもらえるようになるべくシンプルにバランス感覚を考えてじっくり作りました。

これからは、商品が売れるようにデザインできるデザイナーになりたいです。
売れていない商品も売れるようにイメージを作っていく。
私はアイディアを出して、コンセプト重視で作っています。
コンセプトを表現するためのデザインで、パッと見てパッとわかるデザインがいいと思っています。
これからの活動は常に県内のみと考えないで、広い視野で考えていきたいですね。
営業企画部の内藤さんは、「ender」のデザインを「瑞穂酒造としても冒険的」なこととおっしゃってました。
全体的に低アルコール化が進んでいる昨今、どうしたら若い人に泡盛を親しんでもらえるかと考えて
「ender」を作ったそうです。
新商品の「ender」の味が若者向けなので、一番飲んでほしい若い年代の人にデザインしてもらいたかったと
内藤さんは語ります。
そして、一般公募の中でも、加島さんのデザインは抜きんでて素晴らしく、
加島さんの圧倒的な自信がデザインから出ていたということです。
内藤さんも、瑞穂酒造の160年の歴史を大切にしつつ、従来の泡盛のイメージをひっくり返していきたいと、
「ender」と加島さんのデザインに賭けている様子でした。
文・写真
琉球泡盛ナビィ制作委員会:仲宗根香織
泡盛コラボ一覧
最新泡盛ランキング
琉球泡盛ナビィってなに?
琉球泡盛ナビィは、泡盛大好き!から泡盛未体験の初心者まで、誰でも楽しめる泡盛のポータルサイトです。
日々成長し続けるこのホームページで、色々と挑戦していきます。琉球泡盛が欲しくなったら古酒家さんで購入もできるようになっています。
ランキングや飲み方、カクテルの紹介のみならず、新しいスタイルの提案までしてしまおう!という総合的なポータルサイトを目指して日々企画しています。
運営は、沖縄のホームページ制作会社 サンネット株式会社が行っています。








