瑞穂酒造
160年の歴史を誇る瑞穂酒造。
「古酒は沖縄の宝もの」という言葉を大切にしているように、古酒を広めていきたいという願いのもと昔ながらの製法にこだわり作り続けています。この歴史古い瑞穂酒造さんは、どのような思いで泡盛を作り続けているのでしょうか?
今回は、製造部工場長の宮里幸夫さん、製造部中身製造課課長の永村清敏さんにお話を伺いました。
左:製造部中身製造課課長
永村清敏さん
右:製造部工場長
宮里幸夫さん
宮里さん:現在は多くの酒造所が全機械化していますが、私たちはドラムを使って手作りする昔からの作り方にこだわっています。手間ひまかけて難儀をして、愛情を注ぎこむ。古酒は沖縄の宝だから、伝統を引き継ぎ手作りしているんです。
現在、どんどん昔の製法が失われつつあり、伝統がなくなっていく危機感があります。瑞穂酒造の160年の歴史を残すこと、伝統を守ることは、人間の感性を鍛えることにもつながります。お酒は人間の感性で作られているんです。
手作りをすることによって、感性を鍛えることになり、瑞穂の味を落とすことなく作り続けることができます。
コンピューターに任せれば誰でも一定の味が作れるけれど、愛情がこもっていないと深い味わいは出てこない。手間ひまかけた分いいものができると思っています。
永村さん:それと、温度、湿度、条件などを人間が管理しているので、すべてが同じ味にはならない。
古酒もいろんな味が出てくるんだ。そのいろんな味が出てくるから泡盛作りは楽しい。

宮里さん:昔泡盛造りの修業をしているときは、先輩たちは夜も昼も交代ずつ寝泊まりして泡盛の管理をしていました。冷やさないと発酵するから、温度管理を全員でやっていましたよ。自然の水だから、少しでも怠けると酒の良し悪しがすぐ分かるんですよ。
子育てと一緒です。親がしっかりしていないと、子どもも成長しない。泡盛作りで言うと、黒こうじがお父さんで、酵母菌がお母さん。その二つからできた子どもの泡盛が立派に育つには、私たち人間がちゃんと見てあげないといけないんです。愛情をかけた分だけ、泡盛が立派に育っていきます。愛情を伝えるためには、私たち人間が動かないといけませんからね。ちゃんと結果に出てきますよ。
永村さん:面白いのが、水と米とこうじは一緒だから、酒造所のどこかでは同じ泡盛が作られるはずなのに全部まったく味が違うんですね。作る人間や環境が違うと、こうも泡盛の味がちがうのかととても不思議で、面白い。そこが沖縄の泡盛の魅力だと思いますよ。
宮里さん:これからは、伝統を守り、手作りを大事にしながら変化させていきたいですね。古いものも進化して発展性があっていいと思います。
昔のものを残しつつ新しいものを生み出していくことをしていきたいです。
永村さん:今までは、英語標記の泡盛なんて考えられなかった。
今回開発した「ender」は、製造方法が難しいんです。温度管理など気を付けながら作っている。
それこそ新しい商品だけど、手作業で温度管理をする古い技術が使われています。
このように、新しい発想と古い技術を組み合わせて、今までにない泡盛を作っていきたいですね。
優しげな工場長と職人肌の永村さん。
永村さんはお酒を飲んだら歌いだすよ、と宮里さんが言うと、覚えていないさと永村さんが照れながら笑っていました。
自分で愛情かけて飲むお酒は何にも変えられない絶品の味だと思います。今度はお酒を片手に、是非お二人のお話を聞いてみたいと思い、酒造所を後にしました。
文・写真
琉球泡盛ナビィ制作委員会:仲宗根香織
最近の記事
最新泡盛ランキング
琉球泡盛ナビィってなに?
琉球泡盛ナビィは、泡盛大好き!から泡盛未体験の初心者まで、誰でも楽しめる泡盛のポータルサイトです。
日々成長し続けるこのホームページで、色々と挑戦していきます。琉球泡盛が欲しくなったら古酒家さんで購入もできるようになっています。
ランキングや飲み方、カクテルの紹介のみならず、新しいスタイルの提案までしてしまおう!という総合的なポータルサイトを目指して日々企画しています。
運営は、沖縄のホームページ制作会社 サンネット株式会社が行っています。









