好きが高じてできました。琉球にごり酒
平成20年10月24,25,26日の沖縄県産業祭りで開かれた「第37回県発明くふう展」で、見事、発明協会県支部長賞を受賞した「琉球にごり酒・米の花」。
今回は、この泡盛にごり酒を発明した富岡政春さんにお話を伺いました。
富岡さんは北谷にある「うおうお亭」という沖縄料理店を営んでおり、にごり酒の原料となる米こうじをすべて自社生産で作っています。
富岡政春さん。うおうお亭にて
沖縄県北谷町美浜2-6-1
電話番号 098-926-1677
営業時間 11:00〜24:00
富岡さん:昔から日本酒が好きで、その中でもにごり酒が好きで飲んでいました。
泡盛、古酒の話題や消費が近年低迷しつつあるので新しいものが作りたい、違った形で泡盛を飲みたいと思い、泡盛のにごり酒を思いつきました。
米の成分がにごり酒のにごりになりますが、開発で大変だったのは米こうじを作るところでした。
米を炊いて発酵させて、液体ろ過して泡盛をブレンドします。
米のでんぷんが糖に変わりますが、甘さそのものを泡盛で割ることによりほどよい甘さになります。
ロックで飲めばまろやかになって、スッキリとした後味のある甘さが残ります。
お店でにごり酒を出すときは、透明なグラスに入れてお花を添えて出すので、見た目もきれいで、女性や若い世代の方々に人気なんですよ。
富岡さん:できあがったときは、これは日本酒よりイケる!と思いました。
日本だけではなく、海外でも人気が出ると確信がありました。
外国人の方々からは、にごり酒はライスワインと呼ばれたりもします。泡盛が海外でもだんだんと浸透してきているので、ちょっと変わった泡盛として評判になると思います。
北谷町二ライ祭特産品コンテスト最優秀賞を受賞したときは、いいものを作ったと言う確信があったので、やはり認められたんだ!という思いでした。
でも、にごり酒に可能性があるから通ったんだと思います。あまり大々的に宣伝していなくて、今は口コミで広まっています。
お店で飲んだ観光客が地元に帰って、にごり酒を紹介してお問い合わせいただく事もあります。
富岡さん:にごり酒に合う料理は、豆腐ようです。うおうお亭で作っている豆腐ようは、手作りで自家製米麹を使用しており、一年半以上熟成して提供しています。年数がたつほどに旨みが増すので、じっくり熟成した豆腐ようとにごり酒の組み合わせは本当においしいですよ。
ほかには、にごり酒をベースに、グァバジュースを入れたり果実ジュースを加えるのもおいしい飲み方です。にごり酒でシャーベットを作ってみましたが、これもおいしいですよ。ロックで冷やして飲むのが通の飲み方ですが、慣れない方は最初はジュースなどで割って飲むといいと思います。
富岡さん:泡盛のにごり酒は日本酒より悪酔いしないし、アミノ酸が入っているので体にも良くエネルギーになるんです。全国的に見ても、泡盛にごり酒はどのお酒にも負けてないと思います。
沖縄では、さまざまなお祝い事がよくあるので、にごり酒=神酒としてお祝いの席には欠かせないお酒にもなり縁起の良いお酒なんですよ。
これからは宣伝をしっかりしていって全国の人に広げて行きたいです。日本だけでなく、海外への進出も期待しています。
日本酒党の方には、沖縄のにごり泡盛を是非お楽しみいただきたいです!
これから琉球にごり酒・米の花の一般発売も予定されているとのことですが、富岡さんが経営しているうおうお亭ではすでにメニューとして取り扱っています。
このにごり泡盛の、全国そして海外への展開に期待している富岡さん。
その思いの根底には、泡盛文化の普及と発展を願う強い思いが見られました。
文・写真
琉球泡盛ナビィ制作委員会:仲宗根香織
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